前場の日経平均株価は463円高と7日ぶり反発。前日の欧米株が上昇、原油価格の下落や円高の一服などから朝方から買い戻し優勢となり、ほぼ全面高の展開となった。また、11時に発表された12月の中国貿易統計でも輸出入が市場予想を上回ったことも好感されている。業種別では、全33業種の全てが上昇。上昇率上位に、ゴム製品、証券商品先物、輸送用機器、空運業など。
個別では、前日引け後に上方修正&分割の実施を発表した【3654】ヒト・コミュニケーションズがストップ高。こちらも分割発表の【5821】平河ヒューテックが大幅上昇。また、15年3-11月期決算と通期予想の上方修正を好感の【4920】日本色材工業研究所はストップ高買い気配に。その他、IPS細胞の【4978】リプロセル、ボロ株の【3390】ユニバーサルソリューションシステムズ、【3331】雑貨屋ブルドッグ、【3318】メガネスーパーなどの上昇も目立つ。
そろそろかと思ったが日経平均はようやく反発し、リバウンド局面に突入したようだ。ここからは数日は上昇が期待できるかとは思うが、中国市場の先行き不透明感、中東問題、原油価格の下落などこれといった解決にはなっておらず。あくまでも売られ過ぎ感からのリバウンドと割り切り吹き値売りのスタンスで臨みたい。