本日の日経平均株価398円安と大幅続落。後場の日経平均は一転、寄り付きこそは前場の米市場の急落からの下げ渋り、前日大幅安からの自律反発などの流れを引き継ぎ買いで始まったが、その後は戻り待ち売りや先物へ仕掛け的な売りから急落。前場の大幅上昇から一転マイナス転換し安値引けの全面安商状に。業種別では、全33業種全てが下落。値下がり上位は、その他金融業、不動産業、食料品、電気・ガス業など。
個別では、【3727】アプリックスがストップ高。同社のソリューションをキッチンシンクメーカー世界最大手のフランケが採用し、これを好感。また、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が新規に「オーバーウェイト」、目標株価5700円を好感され大幅上昇となったほか、台湾の鴻海精密工業が15日にも、買収を再提案するとの報道から【6753】シャープが一時急伸。その他、【2159】フルスピード、【5950】日本パワーファスニング、【3331】雑貨屋ブルドッグなどの中小型株の一角がなどが買い優勢となった。
テーマ株では、後場の日経急落の流れから上げ幅を縮小するも【3853】インフォテリア、【3690】ロックオンのフィンテック関連の一角が上昇した。前場は他のテーマ株の上昇も目立ったがほぼ値を消す動きに。
売買代金は3兆超えも僅かに超えただけでまだセリクラには遠い感じがする。目安としては3兆後半から4兆乗せが一つの目安。いつ底打ちしてもおかしくないとは思うが迂闊な突っ込みは要注意。個別では、引き続きテーマの循環と考え値幅取り狙い。また、本格的なリバウンドに入れば真っ先に主力に資金がいくと思われ主力も監視の対象には入れておきたい。