前場の日経平均株価は15円高と小幅続伸。前日の欧米株高を背景に買い先行スタート。一時は前日比200円超の大幅上昇もその後は急速な円高進行が嫌気され一時マイナス転換する場面もあった。業種別では、鉄鋼、非鉄金属、鉱業が値上がり率上位に。一方で、水産・農林業、情報・通信業、証券商品先物が値下がり率上位となった。
個別では、ダヴィンチHDと資本業務提携を発表した【8938】ロジコムがストップ高買い気配となったほか、【9973】小僧寿しが筆頭株主の異動で需給思惑働きこちらもストップ高に。また、投資先アクセスブライトのスマホゲーム｢ロボットガールズZ｣が中国AppStoreで1位を獲得。これを材料視され【8518】日本アジア投資が一時ストップ高の大幅高となった。
その他、中小型株の一角【3331】雑貨屋ブルドッグや直近材料を引き続き材料視されている【3907】シリコンスタジオ、【3854】アイル、【2345】システム・テクノロジー・アイ などの上昇も目立つ。
テーマ株は直近賑わったフィンテック、自動運転、AR・VR関連などが上昇一服。一方で前日に久々動意付いたドローン関連の【2303】ドーンが大幅続伸。また、5G関連の本命【3852】サイバーコムは連騰継続。上げ幅縮小も底堅い動きとなっている。
日経平均は今日も方向感に欠ける展開。為替や原油に振らされる動きが継続しており、これらが落ち着くまではどうしようもない感じだ。上げているからといって下手に付いていっても再度下げて狩られるだけ。大人しく週末G20までは短期売買に徹することが一番かと思う。今はまだ継続してる下降トレンドの戻り局面だということを忘れずに。
