本日の日経平均株価は103円安と5営業日ぶり反落。後場は寄り付きから先物主導で売り先行、その後は押し目買いが入り持ち直すも引けにかけ再度弱含みの展開。直近大幅上昇からの一服、新規の手掛かり材料難のほか、今週はECB理事会、来週は日銀会合、FOMCなどイベント多くこれらイベント見極めの動きも。業種別では、海運業、パルプ・紙、非鉄金属などが値上がり上位に。一方、保険業、その他製品、電気・ガス業などが値下がり率上位となった。
個別では、がん研究用抗体「抗LAT-CD98抗体」を発売のバイオ関連【3386】コスモバイオがストップ高。同じくバイオ関連から【4583】カイオムも後場一段高のストップ高に。また、今期配当を10円増額修正の【9698】クレオが一時ストップ高の大幅高となったほか、後場からはこれといった材料は確認されてないものの中小型株の一角【3747】インタートレードが急伸しストップ高まで買われた。一部FX取引の活発化を材料視など。
人気テーマ株からはLINE関連が前場買われた後、ほぼ高値圏(ストップ高)などを維持したほか、省エネ関連【1711】省電舎がストップ高、【6079】エナリス、【3150】グリムス。仮想通貨関連、【8732】マネパ、【8704】トレイダーズなどが人気を集めた。
日経平均直近の連騰を考えば今日の一服は仕方のないところ。今週、来週と重要イベントを多数控え上値が重い展開が想定されるがテーマ株、中小型材料株など個人の物色意欲は旺盛。目先先高期待も徐々に高まってもきてりおり、しばらくは主力の押し目をポイントを見極めつつ人気の中小型株で短期売買(値幅取り)の立ち回りが現状ベストか。特に出遅れ傾向の強い銘柄。直近の大幅上昇の中で戻り鈍かった銘柄などはいつ噴いてもおかしくないしっかりチェックしておきたい。