本日の日経平均株価は224円安と続落。後場の日経平均はやや売り優勢で始まると先物主導で下げ幅を拡大し、引けにかけての円高基調も重しとなり一段安の展開。今週控える日銀短観や米3月雇用統計など多数控える経済指標待ちから見送りムードも強かった。業種別では、全33業種全てが下落。値下がり率上位には、海運業、銀行業、非鉄金属などが並んだ。
個別では、ゲーム関連の直近IPO銘柄の【3932】アカツキや再生医療関連として注目を集めている【7744】ノーリツ鋼機がストップ高。また、ソニーとニュースサービス分野での共同事業の開始に向け契約を締結したと発表した【3930】はてなも後場急伸のストップ高。ソフトバンクの「+Style」を通じた製品販売を開始の【3913】sMedio。スマホゲームアプリ「神の手」期待の【6176】ブランジスタなどが急伸大幅高となった。一方、エアバッグのリコール費用が拡大するとの報道で【7312】タカタ。第三者委調査で資金流出が発覚した【9936】王将フードサービスなどがストップ安まで売られた。
テーマ株では待機児童関連の一角【2152】幼児活動研究会が連日の大幅高。また、LINE6月にも上場と報じられLINE関連に資金が向かい【2489】アドウェイズ、【3815】メディア工房、【3622】ネットイヤーなどLINE関連の材料が出ると特に上昇する3銘柄+LINEの業務提携に向けた基本合意を直近材料視の【2484】夢の街創造委員会の上昇が目立った。
円高重しから続落。新興は賑わっているものの主力は買い材料に乏しい状況。明日も下げるようなら25日線が下値サポートライン。ここで踏ん張れるかがポイントになりそうだ。今週は日銀短観、米雇用統計など控えてるだけに引き続き新興市場、テーマ株、中小型狙いの物色は継続。ただ、直近の新興の賑わい方をみているとそろそろ過熱感警戒も。いつ崩れてもいいように浮かれず利益確定もしっかりこなしておきたいところかと個人的には思っている。