本日に日経平均は120円安と3日続落。後場の日経平均は年度末のドレッシング買い期待もあり、後場寄りからやや買い優勢となる場面もあったが、日銀短観や中国の製造業PMI、米雇用統計発表など控え様子見ムードも強く方向感に欠ける展開。大引けにかけて先物主導で売られ安値引けに。業種別では、銀行業、鉱業、電気・ガス業が値上がり率上位に。一方で、小売業、食料品、情報・通信業が値下がり率上位となった。
個別では、遠隔診療サービス「ポケットドクター」材料に人気を集める【6034】MRTがストップ高となり上場来高値を更新。中国最大級の医療ポータルサイトと提携と報じられた【6063】日本エマージェンシーアシスタンスやバイオ関連の一角、上場来高値更新から勢いに乗る【4594】グリーンペプタイドもストップ高となった。また、助成金受領に伴う特別利益を計上すると発表した【4586】メドレックスが大幅高。電力自由化開始を前に関連銘柄の【6079】エナリス、【3150】グリムスなどが買い優勢となった。
テーマでは政府の20年訪日客倍増目標前場から値を飛ばす銘柄が多かった民泊関連。【8889】アパマン、【3300】AMBITIONがストップ高。【3236】プロパストが一時ストップ高の大幅高となった。
明日は寄り付き前に日銀短観、ザラ場中に中国3月製造業PMIの発表。まずはこれら発表後の動き見極めへ。夜には雇用統計と積極的な売買は引き続き控えられそうだ。
