前場の日経平均株価は33円高と5日ぶり小反発。朝の寄り付き直後は円高基調を売り優勢のスタート。一時は100円超安も先週末の大幅下落からの反動から一巡後は押し目買い入りプラス転換。その後は前日終値付近でのもみ合いとなっている。業種別では、水産・農林業、食料品、医薬品が値上がり率上位に。一方で、輸送用機器、ゴム製品、海運業が値下がり率上位となっている。
個別では、大阪府立大学などと植物工場の栽培環境で共同研究契約を締結の【3816】大和コンピューターや資源エネルギー庁の公募事業に採択されと発表した【6063】EAJなどがストップ高となったほか、Liquidとの資本業務提携を発表の【8704】トレイダーズ、愛知工業大学などと共同で、100倍以上高速に充電できるリチウムイオン電池を開発したと報じられた【4118】カネカなどが大幅高となっている。また、上方修正を好感された【7965】象印マホービン。自動車軽量化につながる大容量タイマー販売を開始すると発表した【7435】ナ・デックスなどの上昇も目立つ。
テーマ株では、省エネ関連、電力自由化などの思惑か【6079】エナリス、【1711】省電舎、【3150】グリムスなどが一時ストップ高、大幅高と上昇。バイオ関連、先程紹介した【4594】グリーンペプタイド、【4576】デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、【4563】アンジェスMGのほかに、【4592】サンバイオ、【4572】カルナバイオ、【4571】ナノキャリア、【2369】メディビックなども大幅高となっている。