本日の日経平均株価は177円高の大幅反発。後場は前場の円高一服(麻生財務相の円高牽制発言)などを背景に堅調に推移し、後場終盤には前日211円高と高値を更新する場面もあった。主力は輸出株、銀行株などを筆頭に堅調に推移した一方で、マザーズ市場は、2013年5月に付けた取引時間中の高値1083ポイントを更新したが後場にかけて【4565】そーせいグループなどが崩れたことをきっかけに指数は反落した。業種別では、銀行業、証券商品先物、鉄鋼などが値上がり上位に。一方、水産・農林業、食料品、陸運業などが値下がり上位となった。
個別では、遠隔医療の【6034】MRT、【6095】メドピアや株式分割発表の【3195】ジェネレーションパス。VR活用を進める企業として取り上げられた【3791】IGポートなどがストップ高。また、モルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を4,200円→5,200円に増額、投資判断を引き上げた【4578】大塚ホールディングスやVR関連として人気を集め始めているかつてのk氏銘柄【4064】日本カーバイドなどが大幅高。その他、前日の決算好感から【8278】フジ、【7516】コーナン商事、【9861】吉野家ホールディングスなども買い優勢となった。
麻生財務相の円高牽制発言を背景に円高一服。買い戻し優勢となったが節目の1万6000円台乗せにはやや材料不足な面も。引き続き円高対する警戒は根強い状況だけに上値は限定的。ここからは一旦戻り売りに警戒しておきたい局面かと思う。物色はバイオ関連が崩れたのが気になるが売り一巡後の押し目は積極的に狙っていきところ。特に【4565】そーせいグループ、【4587】ペプチドリーム、【4563】アンジェスMGなど中長期期待、個人に圧倒的な人気はある銘柄は要監視対象に。