本日の日経平均株価は529円高と大幅3日続伸。前日の欧米高のほか、円安・ドル高など外部環境の好転を背景に買いが継続のほぼ全面高。前場は25日移動平均線を回復したが後場も一段高となり高値引け。日経平均は約4ヶ月ぶりに終値ベースで75日移動平均線を回復する動きとなった。業種別では全33業種が上昇し、値上がり上位には保険業、鉄鋼、ガラス土石製品などが並んだ。
個別では、中国Weiboのグループ企業と国内初の販売代理契約締結を引き続き材料視された【6081】アライドアーキテクツや遠隔医療関連の【6656】インスペックが連日のストップ高。好業績で人気の【4369】トリケミカル研究所。フィンテック関連で底打ち気配のあった【6180】GMOメディアなどが後場一段高となったほか、上方修正と増配を発表した【1384】ホクリョウ。SMBC日興証券が投資判断2→1に格上げ、目標株価2万4000円に引き上げた【9022】ＪＲ東海などが大幅高となった。
テーマ株では、越境EC関連【2459】アウンコンサルティング、【3134】Hamee、【6176】ブランジスタなどがストップ高。バイオ株では、【4563】アンジェスMG、【4594】グリーンペプタイドがストップ高。【4571】ナノキャリア、【4589】アキュセラインク、【4583】カオム、【2160】ジーエヌアイグループなどの上昇も目立った。
日経平均は高値引けで直近の上昇幅は1100円超。既に月末会合へ向け徐々に追加緩和への思惑も出ているようだが、明日は週末要因も考慮。一旦様子見姿勢が強まる可能性が高いかと思う。
