前場の日経平均株価は102円高と続伸。前日の米市場が原油相場持ち直しの動きから上昇、これ受け日経平均も買いが先行した。寄り付き直後には1万7000円台を回復し、上げ幅を200延長まで拡大させたがその後は為替相場が円高に振れたことなどをきっかけに上げ幅を縮小している。業種別では、石油石炭製品、鉱業、その他金融業が値上がり上位に。一方で、空運業、保険業、情報・通信業などが値下がり上位となっている。
個別では、【7527】システムソフトがストップ高。さくらインターネット、Home IoT に特化したサービス／プロダクトの企画・開発に取り組む合弁会社「株式会社 S2i」設立を材料視されたほか、期待の成長株【3653】モルフォ、民泊運営企業への新規サービス開始の【6191】エボラブルアジアなどもストップ高に。また、上方修正を好感された【6016】神戸発動機や【5358】イソライト工業が急伸、大幅上昇。クレディ・スイスが目標株価を570円に設定の【1893】五洋建設、17年3月期の営業益13％増と2桁増益報道を好感され【4743】アイティフォーなども買い優勢の展開。
テーマ株はバイオ関連が【4565】そーせいグループが一服したものの比較的堅調に推移しているほか、他テーマ株が久々に循環の流れなっており、自動運転の【4667】アイサンテクノロジー、【3663】アートスパークなどの上昇が目立つほか、フィンテック関連の【3778】さくらインターネット、【3853】インフォテリア、【3917】アイリッジ、【8732】マネパなど関連銘柄が賑わっている。
