本日の日経平均は349円高と大幅続伸。後場も引き続き円安を背景にした買いが後場も継続し一段高。主力中心に引き続き買いを集め高値圏での推移となり、日経平均は25日線、節目の1万6500円台を回復して大引けを迎えた。業種別では、その他金融業、保険業、ガラス土石製品が値上がり上位に。一方で値下がりは、石油石炭製品と鉱業の2業種のみ。
個別では、【2395】新日本科学。投資先(持株比率23.12%)のWaVe社が米ファイザーと核酸治療薬を共同開発することで合意したことが材料視されストップ高。後場からJAXAと共同研究契約を締結を発表された【5974】中国工業。IoTゲートウェイ製品がマイクロソフトの認定取得となった【6836】ぷらっとホームなどが後場から急伸し、ストップ高となった。また、場中に決算発表。今期経常は17%増益、前期配当を1円増額の【9065】山九や前期業績は上振れ着地で今期営業益も2ケタ増益見通しなった【6498】キッツなどが大幅高。一方で、今期は減益見通し、市場想定も下振れとなった【2267】ヤクルトが後場急落した。
人気のテーマ株では、バイオ関連、人口知能(Ai)関連、越境EC関連などが比較的弱い動きとなっていたなか、デジタル教科書関連【3933】チエル、【3393】スターティア、【3658】イーブックイニシアティブジャパンがストップ高と人気継続。
円安背景にした日経平均上昇の動きから主力にも資金が戻りつつあり、前日までの新興市場、テーマ株メインの相場からはやや抜けた感があり、明日は選別物色中心の立ち回り意識。好決算銘柄、本日材料発表した銘柄など。また、テーマの中でも特に強い動きの銘柄、利益確定売りに押されても戻りの早い銘柄などを中心に狙っていくのが無難かと思う。