本日の日経平均株価は234円安と5日ぶり大幅反落。後場の日経平均は一段安のほぼ安値引けと買い材料に乏しい状況、週末要因、直近連騰からの利益確定売りポジション整理に押された。業種別では、値上がりはその他製品、医薬品の2業種のみ。一方で、水産・農林業、鉱業、ゴム製品などが値下がり上位となった。
個別では、【2810】ハウス食品グループ本社が1株710円で公開買付けを発表した【2817】ギャバンや今期経常は2.7倍増で15期ぶり最高益、5円増配の【4918】アイビー化粧品。17年3月期営業利益は20%増の見通しの【6258】平田機工などがストップ高となった。決算絡みの上昇が本日は特に目立ち、今期も二桁増益見通しの【6641】日新電機。【7248】カルソニックカンセイ。【3659】ネクソン。【8871】ゴールドクレストなど好決算銘柄は素直に買われる流れとなった。
週明けは今週と同じく為替睨みの展開が想定され、イベントでは、18日発表の日本の1-3月期国内総生産(GDP)やFOMC議事録などが相場を大きく動くかく可能性がある注目材料となりそうだ。
本日引け後の決算。誰もが注目を集めた【4565】そーせいグループは意見が分かれているが特に可もなく不可も通過した印象が強い。月曜には説明会も予定されており、週明け大きく下げるような展開だったとしても説明会期待などから押し目買い期待も。一方で、【3914】ジグソーは決算嫌気の流れが濃厚。【7779】CYBERDYNE は赤字幅縮小と悪くはないと思うが今期業績非開示の受け取り方次第といったところか。