本日の日経平均株価は62円高と3日続伸。後場の日経平均は寄り付きこそ買いが先行したが、週末要因、本日控えるイエレンFRB議長の講演なども控え手控えムード。積極的に買い上がるにはやや材料不足ということもあり、戻り売りや利益確定売りに押され伸び悩んだ。売買代金は今年最低を記録。業種別では、鉱業、保険業、非鉄金属が値上がり上位に。一方で、倉庫運輸関連、不動産業、医薬品が値下がり上位となった。
個別では、人工知能（AI）を活用した映像解析インデックスシステム「vAnalyzer（ブイアナライザー）」ベータ版を6月1日にリリースすると発表した【4736】日本ラッドが一時ストップ高と後場急伸したほか、子会社の仮想通貨取引所サイト開設を発表した【3825】リミックスポイント、中国版『パズドラ』事前登録を開始の【3765】ガンホーなども後場一段高、一時ストップ高の大幅高となった。
その他、JPモルガンが目標株価を220円→330円に、投資判断を「Underweight」→「Overweight」に二段階格上げの【6502】東芝やSMBC日興証券が当市販だ「2」→「1」目標株価は1,200円→1,300円に増額した【4708】りらいあコミュニケーションズなども人気を集めた。
人気のテーマ株からはバイオ関連、【4565】そーせいグループが堅調だったほか、デジタル教科書関連の【3933】チエルが25日移動平均線水準で押し目買いが入り反発した。
週明けはサミットからの材料、今晩のイエレンFRB議長の講演。また、近く打ち出される経済政策とその内容も見極める必要がありこれら発表があるまでは積極的には上値が追いづらい状況が継続すると思う。薄商いも続いており、引き続き材料株、一部強いテーマ株を中心にした短期売買中心の相場と見ておいていいかと思う。
