前場の日経平均株価は387円安と大幅続落。前日の米市場は小幅に上昇したが、ドル・円相場が一時1ドル=108円台の後半と急速な円高進行から主力の輸出株中心に売り優勢の展開。1日に消費増税の延期を正式に表明されたが、事前に織り込み済みとなっており、また秋に組まれる経済対策の規模は示されなかったことから失望売りに繋がった。
個別では、AI活用の映像解析インデックスシステムを引き続き材料視、 FPGA関連の【4736】日本ラッドがストップ高となったほか、同じくFPGA関連から【7587】パルテック、【4783】日本コンピュータ・ダイナミクスが上昇。また、【7746】岡本硝子は、シャープのロボット電話「RoBoHoN(ロボホン)に同社製レンス採用。株主優待制度を発表した【3010】価値開発などが大幅高となった。
後場も為替動向を睨みながらの展開。やや売られ過ぎといった印象があるが、今週は雇用統計も控えてることもあり模様眺めの展開を想定。物色は個別株中心に上手く立ち回っていくしかなさそうだ。