本日の日経平均株価79高と3日ぶりに反発。前日の米国株高やOPEC通過の原油価格が落ち着いてこともあり過度の警戒感が後退。前日まで大幅下落が連日続いた反動もあり買い優勢で始まった。買い一巡後は週末要因、今晩の米雇用統計を前に利益確定売り、戻り売りに押され一時はマイナス圏に沈んだものの大引けではプラス圏に持ち直した。
個別では、中華圏向け新作スマホゲーム「魔法少女まどか☆マギカ」を引き続き材料視された【3664】モブキャストやiPhoneやiPadをクレジットカード決済端末にするソリューション「ペイメント・マイスター」の電子マネー対応版を販売開始すると発表した【3753】フライトHDがストップ高。また、ザラ場中に上方修正を発表したバイオ関連の一角【4587】ペプチドリーム。電子商取引事業を行う子会社の設立を発表した【4829】日本エンタープライズなどが一時ストップ高の急伸。
その他、5月の月次動向を好感された【9983】ファーストリテイリングが上昇し、指数を牽引したほか、上半期の業績観測報道を好感【4996】クミアイ化学、OBP-301の中国向け導出やOBP-401が引き続き期待材料の【4588】オンコリスバイオファーマなどが大幅高となった。
週明けは今晩発表される米5月雇用統計結果とそれを受けた動きとなるが、週明け6日のイエレンFRB議長講演で、米国が6月の利上げがあるかどうか。まずはこれがポイントとなりそうだ。現状、買い材料出尽くし。週明けもまずは個別株中心の物色となる可能性が高い。
