本日の日経平均株価は60円高と5日ぶり反発。朝方は欧米株安を受けて軟調にスタートしたものの、売り一巡後は下げ渋り、その後プラス転換と連日の大幅安の反動やFOMC、日銀会合前の結果を前にしたショートカバーなど入り買い戻し優勢となった。業種別では、保険業、輸送用機器、電気機器が値上がり上位に。一方で、電気・ガス業、建設業、石油石炭製品などが値下がり上位となった。
個別では、アルツハイマー治療薬「MRX-5DML」について、新規パイプラインとして臨床試験を実施する開発ステージへの移行を決定したと発表した【4586】メドレックスや英国の有力AR/VR(拡張現実/仮想現実)エンジン提供企業Kudan Limitedと業務提携の【3909】ショーケース・ティービーなどがストップ高。また、【3907】シリコンスタジオは、「3D&バーチャルリアリティ展」と「第2回先端コンテンツ技術展」に出展し、最新のVRデモとHLG方式のHDRデモを展示すると発表しており、VR関連として一時ストップ高の大幅高に。その他、分割発表が刺激となり【6191】エボラブルアジア。前日決算発表、順調な進捗率を好感された【3668】エニグモなどの上昇も目立った。
明日の日銀金融政策決定会合では現状維持の見方が強いがもし緩和となればサプライズ。現状維持だった場合は失望売りから再度下値模索の展開も高いだけに明日の日銀会合の結果は非常に注目を集めそうだ。