本日の日経平均株価は165円高と大幅反発。後場は寄り付きこそ買い優勢となったがその後は円高基調からジリジリと売られ上げ幅を縮小。週末要因や来週の英国のEU離脱の是非を問う国民投票や週末要因などから様子見ムードとなった。業種別では、輸送用機器、鉱業、ガラス土石製品が値下がり上位に。一方で、陸運業、水産・農林業、不動産業などが値下がり上位となった。
個別では、バイオ関連の【4589】アキュセラが後場急伸のストップ高まで買われたほか、17年2月期業績予想を上方修正の【6093】エスクロー・エージェント・ジャパンが急伸し、一時ストップ高の大幅高に。また、車載用静電容量方式タッチパネル開発を引き続き材料視の【6719】富士通コンポーネントや通期上方修正を好感された【7545】西松屋チェーンなども上昇目立った。一方で、上場3日目、前日ストップ高だった【6194】アトラエが利益確定売りに押されストップ安となった。
来週は英国のEU離脱をめぐる国民投票を控え引き続き警戒感が強まる可能性が高く再度ヘッジファンドなどによる売り仕掛け的な動き警戒。為替も105円台に戻せないようでは再度買いは入れ難くやはり国民投票の結果が判明するまでは様子見。もしくは材料株、直近IPO銘柄などでの短期売買に徹しておくのが無難かと思う。
