前場の日経平均株価は344円高と大幅続伸。英国のEU離脱の是非を問う国民投票を控え、直近の世論調査で残留派が離脱派に対して巻き返しを見せているとの報道から過度のEU離脱懸念が後退したほか、円高の一服を受け朝方から買いが先行。その後も上げ幅を拡大し、一時は節目の1万6000円台を回復する場面もあった。
個別では、先週からの材料連発を材料視されているゲーム関連の【3664】モブキャストやスマホ向け高速動画配信技術「MADO」開発を引き続き好感された【4824】メディアシークが連日のストップ高。また、東証1部に指定替えを先週末に発表した【6093】エスクローAJ。直近IPO、ビジネスモデルで注目を浴びる【3541】農業総合研究所などが一時ストップ高の大幅高となった。
その他、直近決算嫌気から調整が続いてたい成長株の一角【3653】モルフォ、本日の注目銘柄でもあるSBIが更に買い増しが分かった【4589】アキュセラなども人気を集め大幅上昇に。一方で、「神の手」配信開始で材料出尽くしの【6176】ブランジスタがストップ安となった。
英国のEU離脱懸念後退を好感されたが前場でこれは織り込み済みと見ておいたほうがいいかと思う。後場は為替睨み。再度105円に乗せてこないことには本格反騰とは正直厳しいと思う。現状は英国の国民投票が終わるまでは短期目線のトレード継続。戻りは売り目線で!