前場の日経平均株価は166円安と大幅反落。英国民投票の結果を23日に控え、直近の連騰からの利益確定売りに押される売りが先行。為替も寄り付きから円高に振れていることもあり、その後も下げ幅を拡大。積極的な買いは乏しい状況となっている。
個別では、【2158】UBICなどと医療事業へのAI活用に向けた共同研究開始を発表した【4662】フォーカスシステムズがストップ高となったほか、【5445】東京鐵鋼は旧村上ファンド出身者が設立した投資ファンドのエフィッシモが5.55%の株式を取得が判明し、複数の思惑から一時ストップ高の急伸。また、インバウンド及び越境EC向け広告マーケティングサービス「AsiAD(アジアド) byGMO」を提供開始の【6026】GMO TECHや仕手性が強く値動き軽い銘柄として短期的な仕掛けが入ったか【2323】fonfunなどの上昇も目立っている。
後場は引き続き英国民投票の結果を23日に控え、積極的な押し目買いはあまり期待できないかと思う。前場大幅高の銘柄なども利食い売りに押される可能性あり深追いは禁物。素直に国民投票の結果を前に極力ポジションを落としその後の動きを見極めるのが無難かと思う。