前場の日経平均株価は59円安と4日続落。前日の米市場、6月ADP雇用統計が予想を上振れたほか、週間新規失業保険申請件数を好感など内容も原油安の影響からまちまちに。その中で日経平均は買いが先行、7月限のSQ算出に絡んでやや買い越し、3日続落の反動から自律反発となった。一時は100円超の上昇となったがものの、その後は急速に上げ幅を縮小、マイナス転換と前場ほぼ安値引けとなった。
個別では、プリント配線板事業をOKIへ事業移管することが昨日発表した【6946】日本アビオニクスがストップ高。リニア新幹線の建設で敷地の一部をJR東海に譲渡なども材料視。また、NEDOがIoT推進のための横断技術開発プロジェクトに着手を発表。そのひとつ「省電力AIエンジンと異種エンジン統合クラウドによる人工知能プラットフォーム」の委託先として名前が挙がった【3652】DMPが一時ストップ高の大幅高に。中国グランドサンと資本提携を発表した【6628】オンキョーが一時ストップ高を付けた。
その他、「ポケモンGO」材料視の【7974】任天堂や一部の新聞が注目として取りあげた【2929】ファーマフーズなどが大幅高。連日ストップ安を付けていた【4563】アンジェスMGが3日ぶり反発となっている。
今日に関しては後場は無理せず様子見が無難だろう。週末、雇用統計を積極的に買う局面にあらずといったころ。まずは雇用統計後結果見極めへ。