前場の日経平均株価は120円安と7日ぶり反落。円安の一服のほか、前日までの6営業日で1616円の上昇に対する急ピッチな上昇からの警戒感から朝方から利益確定売りに押された。ただ、売り一巡後は根強い政策期待、緩和期待も下げ渋る動きを見せている。
個別では、「ピカチュウ」などポケモンのぬいぐるみの版権を所有する【7608】エスケイジャパンが3日連続のストップ高となったほか、LINE Payと業務提携の【3814】アルファクス・フード・システム、特段の材料はないものの買い戻しの動きか【4335】アイ・ピー・エスなどがストップ高。また、東証1部への鞍替えを発表した【3180】ビューティガレージが急伸、前日上方修正発表を好感された民泊関連の【6191】エボラブルアジアが一時ストップ高の大幅上昇となった。
一方で、本日配信開始が噂されるポケモンGO。配信開始からの一旦の出尽くしなど警戒か【7974】任天堂、その関連銘柄が上げ幅縮小、大幅安などとなっている。
後場は任天堂関連などスピード調整となる可能性もあるが一旦は様子見も。直近大きく下げた新興市場、マザーズ銘柄など狙いを絞ってみるのも面白いと思う。日経平均は来週は日銀会合など控えており、また政策期待も大きいだけにそこまでは大きく下げない可能性が高いとみる。