本日の日経平均株価は396円高と大幅反発。先週末発表、好調な米雇用統計を好感、円安進行などから朝方から買いが先行すると数日堅調に推移、主力株を中心買い集める一方で新興市場は先週に続き軟調推移となった。業種別では、保険業、銀行業、不動産業が値上がり上位に。一方で、値下がりは医薬品の1業種のみとなった。
個別では、16年1-6月期決算や今後のゲームリリース予定への期待から【3664】モブキャストや決算好感の【6062】チャームケアがストップ高。また、第1四半期決算とともに上方修正好感が継続し、【4918】アイビー化粧品が先週末に続きストップ高。海外向け針なし注射器事業に参入の【4242】タカギセイコーが一時ストップ高の大幅上昇となったほか、決算好感【6773】パイオニア、上方修正【7874】レックが急伸。出来高急増で【3742】ITbookなどの上昇も目立った。
前週末発表の米雇用統計は市場予想を大きく上回り今後利上げ観測が高まりドル高・円安基調が期待できるほか、年間6兆円のETF買いを背景に今後日経平均は底堅くジリ上げが継続する可能性が高いとは思う。ただ、しばらくはオリンピックが開始したことや夏季休暇入りした投資家も少なくなく閑散相場。1万6000~1万7000円台でのボックス相場が継続する展開もあるだろう。