本日の日経平均株価は41円安と小反落。後場は昼休み中、先物への仕掛け的な買い(日銀によるETF買い)から上昇して始まったものの、買い一巡後は手掛かり材料に乏しいことから買いは続かず。徐々に上げ幅を縮小、再びマイナス圏に沈んだ。業種別では、空運業、保険業、ゴム製品が値上がり上位に。一方で、非鉄金属、石油石炭製品、鉱業が値下がり上位となった。
個別では、「PAPIRS」が「クラウド会計ソフトfreee」に採用されたと発表の【2321】ソフトフロントが後場急伸したほか、中小型株の一角【3674】オークファンや電線地中化関連の【5289】ゼニス羽田が後場一段の大幅高。また、リクルート株売り出しによる売却益期待から【7913】図書印刷、仕手性強い小型株【3121】マーチャント・バンカーズなどの上昇も目立った。
明日はジャクソンホールでのイエレンFRB議長の公演待ち。利上げに関する発言が注目を集めている。連日の流れ通り、発言内容見極めの動きから様子見ムードとなりやすいだろう。手掛かり材料難から材料株、中小型株が直近賑わう展開だが明日は週末ということもあり無理せずが無難か。直近値を飛ばして銘柄の利益確定売りからの急落など特に注意しておいたほうがいいかと思う。
