本日の日経平均1円安と小反落。後場は週末要因や米雇用統計前のポジション整理の動きから売りが先行し、再度マイナス圏に転落も極端に売り込まれる動きにはならず。終盤にかけては円安に振れたことをきっかけに下げ幅を縮小の流れとなった。業種別では、保険業、電気・ガス業、証券商品先物が値上がり上位に。一方で、精密機器、ガラス土石製品、パルプ・紙などが値下がり上位となった。
個別では、NAPホールディングスがTOBを実施し、完全子会社化を目指すと発表したことから【2128】ノバレーゼがTOB価格1944円に鞘寄せ、後場業務提携の材料から【3195】ジェネパなどがストップ高。また、位置ゲーで前場上昇の目立った【3912】モバイルファクトリーやオーケ食品が大量保有を出した【9919】関西スーパーマーケットが後場一段高のストップ高となった。
その他、スマホ新作ゲーム期待のある【3758】アエリアが前場大幅高からの一段高のほか、電線地中化関連の【5287】イトーヨーギョー。仮想通貨(フィンテック)関連の【6172】メタップスなどの上昇も後場は目立った。
週明けは今晩の雇用統計に内容によるが直近の好地合いの流れを見るとやや楽観的な見方が多い状況。無事通過なら当然1万7000円台乗せ、円安・株高がしばらく継続か。逆なら日銀による下支えはあるが一旦様子見も。引き続き材料株、中小型株狙いで。