前場の日経平均は39円安と反落。前日の米市場が長期金利の上昇、原油安などを背景下落したことを受け朝方は売りが先行。その後は日銀によるETF買いの思惑のほか、来週の日銀会合でのマイナス金利深堀り報道、円安・ドル高の進行から下げ幅を縮小した。
個別では、シノケングループとの業務提携を引き続き材料視の【1408】サムシングが連日のストップ高。また、賃貸管理コンサル企業にCRMソフトウエアを提供の【6193】バーチャレクス・コンサルティングやバラスト水処理関連の【7018】内海造船などもストップ高となった。
その他、中小型株の一角として仕手性が強い【4779】ソフトブレーンが急伸したほか、越境EC関連。ジェネパと業務提携の【3134】Hameeや株式分割好感の【4584】ジーンテクノサイエンスなども大きく買われている。
日銀の追加緩和期待、マイナス金利深堀り報道などから株価を下支えする状況。後場も為替を睨みつつやや様子見ムード。来週の日銀会合までは引き続き上値重く、下値も堅いこう着感の強い相場展開となる可能性が高そうだ。