本日の日経平均株価は27円安と小反落。後場の日経平均は再度マイナス転換と手掛かり材料難から上値は重かったほか、明日に控える日銀会合、FOMCを前に様子見ムード。売り優勢で始まると売り一巡後は先週末の終値を付近での小幅レンジでのもみ合いとなった。業種別では、電気・ガス業、情報・通信業、ゴム製品が値上がり上位に。一方で、鉱業、鉄鋼、保険業が値下がり上位となった。
個別では、直近IPO、成長性期待の【6533】デジタルアイデンティティや築地の土壌対策問題から人気の【4657】環境管理センターがストップ高。また、バラスト水処理関連の【9127】玉井商船、【7018】内海造船がストップ高に。
他、中小型株からはリチウムイオン電池関連(EV関連)。前場一時ストップ高の【4080】田中科学研究所に続き【6619】ダブルスコープが後場一段高。また、越境EC関連の【6081】アライドアーキテクツは先週末に発表された中国IMS社と合弁会社設立を材料視され大幅高となった。一方で、再生手法では法的整理も選択肢に浮上と伝わった【7312】タカタが急落となった。
明日は日銀会合の結果待ち。決定会合には大きく動く可能性が高いがその後も夜にはFOMCも控えており、日銀会合の結果だけで動くのは注意。まずは日米の金融政策決定後の動きをしっかり見極めてから動くのがいいかと思う。