前場の日経平均株価は54円安と3日続落。前日の欧米株安、米司法省から巨額の和解金支払いを求められているドイツ銀行株が急落を嫌気する動きから売りが先行。円高も重石となり一時、1万628541銭(前日比269円15銭安)まで下落。売り一巡後は円高の一服から急速に下げ渋る展開となってる。
個別では、スマート衣料関連として関心高まる【6663】太洋工業や上方修正、配当増額好感の【4366】 ダイトーケミックスがストップ高。また、買収の対抗提案の【8201】さが美が連日のストップ高に。ダイアジェノード社との合意を引き続き材料視の【7707】PSS、特殊ペプチド分野での医薬品共同開発に期待の【4587】ペプチドリーム、後発薬業界の設備投資旺盛で８月中間期業績は計画上振れ上方修正の【6312】フロイント産業などが買い優勢となっている。一方で、下方修正嫌気の【8692】だいこう証券ビジネスが大幅下落となった。
前場下げ幅縮小も戻り一巡に警戒。手掛かり材料難、積極的な買い材料ないだけに前場好調な値動き軽い銘柄、仕手株など中心の短期売買のスタンスで。方向感掴めない状況ではキャッシュポジション高めておくのも悪くないと思う。
