前場の日経平均株価は257円安と大幅反落。前日の米株上昇も9月末配当の権利落ち、FRBのフィッシャー副議長が「大幅な利上げを望んでいない」と発言などの影響、円相場には上昇圧力が強まりやすい状況から売りが先行し、その後も下げ幅を拡大させている。
個別では、Google Cloud Platformサービスパートナー契約を締結の【6088】シグマクシスがストップ高。また、スマート衣料関連として注目集める【6663】太洋工業が連日のストップ高に。また、円高に左右されず、ノーベル賞控え関心の高いバイオ関連から【4564】オンコセラピーが急伸したほか、【4589】アキュセラも高い。11月に東証1部へ昇格の噂、業績好調【7183】あんしん保証、米有力VCが注目しているとの日経報道や、世界のSNS企業の再編思惑のある【3938】LINEなどが年初来高値を更新している。
後場は日銀ETF買い期待がいつも通りあるが、それ以外はこれといって買い材料視なし。毎年9、10月は大きく下げる局面あったりなど要注意の時期。配当落ちからの戻りも弱いだけに引き続き短期売買に徹したほうがいいかと思う。