前場の日経平均株価は90円高と反発。1ドル=105円台前半への円安・ドル高を好感を背景に買いが先行した。買い一巡後は週末要因、直近上昇からの短期的過熱感など利益確定売りに押されるも底値も堅く高値付近でのもみ合いに。物色は主力の輸出関連中心に買われるほか、金融関連などが高い。一方で、新興(マザーズ)は弱い動きに。
個別では、決算手掛かりの【2479】ジェイテックや【9377】エージーピーがストップ高。また、米ボーイング社とコンサルティング契約を締結の【7908】きもとが一時ストップ高の大幅高となった。また、ZMP上場観測噂からの自動運転(ZMP)関連が【8462】FVC、【3663】アートスパーク、【4667】アイサンテクノ賑わうほか、ふるさと納税人気が改めて注目され【2376】サイネックス。ニンテンドー3DS向けゲーム「モンスターハンターダブルクロス」を17年3月18日に発売すると正式発表から【9697】カプコンなどの上昇も目立っている。
後場はやはり直近の短期的な過熱感を意識。中期目線のトレンドは変わった可能性はあるものの、短期的にはやはり警戒水準。主力大型や決算手掛かりにした銘柄の序すようは目立つが個人に人気の高い中小型株などの鈍さも気になるところ。
決算の本格化も始まったばかり。そして過熱感ある局面で更に強気に買いにいくのはあまりオススメはしない。引き続き決算を手掛かりにした銘柄や資金が集中しやすしテーマ株、今だとZMP関連など短期売買、値幅取りスタンスが無難かと思う。