前場の日経平均株価は241円安と大幅反落。米大統領選への不透明感、円高を嫌気する動きから一時下落幅が300円に接近する場面もあった。その後は引けにかけてやや下げ渋ったものの、リスク回避の動きが加速している印象だ。
個別では、TOB材料に【6084】オウチーノが3日連続のストップ高。また、米社の物流支援ロボ販売を引き続き材料視の【9972】アルテックやセキュリティ関連の【3042】セキュアヴェイルは上方修正好感から一時ストップ高まで買われた。その他、TPP法案が今国会承認への思惑から前日動意付いた【9941】太洋物産。中小型株の一角【2743】ピクセルカンパニーズ、【3956】国際チャートなどの上昇も目立っている。
後場は日銀によるETF買い期待もあるも明日の祝日前、今晩のFOMCとイベントも控えることから後場もやや様子見。短期売買はともかく今は様子見、じっくり押し目を待つのが無難かと思う。