本日の日経平均株価は194円高と大幅反発。連日の米市場の史上最高値更新が続いてるほか、1ドル109円台の円安から買いが先行。急ピッチな上昇からの利食い売りに上値は重かったものの、先高期待から底堅く推移し、高値圏でのもみ合いに終始する一日となった。銀行株の連日高のほか、調整一巡感のあった新興株が幅広く買われた印象。
個別では、直近IPO、音声ビッグデータ解析サービス提供開始の【3962】チェンジや本日寄り付き直後に取りあげた電子たばこ事業で好調、個人の関心が高い【7818】トランザクションなどがストップ高。また、福島県内の除染問題からの中間貯蔵施設の本体工事開始から注目を集めた【8070】東京産業、三菱重工との舶用ディーゼルエンジン事業統合で直近注目を集めた【6016】神戸発動機が一時ストップ高の大幅高となった。
その他、株式分割を材料に【6064】アクトコールが急伸、電子決済事業の特許取得を引き続き材料視の【3753】フライトHDが大幅続伸のほか、「スーパーマリオ ラン」の配信日が12月15日に決まった【7974】任天堂などの上昇も目立った。
短期的な過熱感は気になるものの、先日から指摘している通り目先は節目の1万8000円を目指す展開想定。1万8000円をタッチするようなら一旦の達成感からの利食い売り警戒。ただ、年末株高の流れは継続して意識し、1万8000円タッチからの利食い売り、急落するようなポイントがあれば年末前に再度仕込みどころかと思う。