前場の日経平均株価5円安と小幅安。前日の米市場は上昇も、トルコでのロシア大使の銃撃事件からの地政学的リスク、円安の一服から売りが先行。その後は日銀会合結果待ち、手掛かり材料難などから方向感の乏しい展開、外国人投資家のクリスマス休暇などもありやや閑散としている感もある。
個別では、東証1部昇格を好感された【4463】日華化学が一時ストップ高の大幅高。また、同じく東証1部へ昇格が決まった【9837】モリトも一時急伸となった。
【3583】オーベクスは共同開発した携帯型抗がん剤注入ポンプを東レ子会社が拡販。業績寄与への思惑から一時ストップ高まで買われたほか、三菱日立パワーシステムズと、モーターなど回転機器の電流情報量診断システムを共同開発することで覚書を締結との報道から【1966】高田工業所がストップ高。
その他、中小型株の循環、本日の注目でもある【6327】北川精機、【2926】篠崎屋、【7477】ムラキなどへの短期資金が流入、大幅高となっている。
後場は日銀会合の結果がそろそろ出ると思うが、ほぼ現状維持予想。無風通過の可能性が高い。ただ、為替や先物動向は注視。今年も残り8営業日と年内手仕舞い売りも出ている雰囲気。前日大幅上昇も早速利食い売りに押されている銘柄も多く早めに年内手仕舞うのもアリかと思う。