前場の日経平均株価は203円安と大幅4日続落。先週末のトランプ米大統領の就任演説では具体的な経済政策は出ず、先行き不透明感が台頭。円高重しに朝方から売りが先行するとその後の戻りも鈍い。
個別では、Web上でリユース品買い取る「高く売れるドットコム」等を展開。本日一時ストップ高のリネットジャパンの同様の事業を行なっているとのことから買いは波及しストップ高。また、海底ケーブル関連として思惑が向かう【6777】santecやサンリオとライセンス締結、新作ゲームタイトル2作期待の【3810】サイバーステップがなどが一時ストップ高の大幅高となっている。
その他、17年3月期の業績予想の上方修正を好感の【2411】ゲンダイエージェンシー、西部ガスによる買収報道から【3280】エストラスト、スマホ向けゲームアプリ「パチスロ モンスターハンター狂竜戦線」のAndroid版の配信を開始を材料視の【3739】コムシードなども大幅高と買いを集めている。
後場は日銀によるETF買いへの思惑もあるとは思うが、トランプ就任式での期待も不発に終わり目先はこれといった買い材料はなし。1万9000円回復が目先厳しいとなると先行き不透明感が更に台頭、今後一旦の利益確定売りの流れが更に加速下値模索の展開となる可能性を警戒。