前場の日経平均株価は60銭安と小幅3日続落。トランプ大統領が日本の為替政策を批判したことからの円高警戒などから朝方から売りが先行した。売り一巡後は円高一服の流れから急速に買い戻しが入り下げ幅を縮小、一時プラス転換し、その後は前日終値を挟んでのもみ合いに。
個別では、トヨタ自動車 から車載フィルムヒーターを受注したとの一部報道を引き続き材料視の【6772】東京コスモス電機や第3四半期決算好感の【4696】ワタベがストップ高。また、上方修正、増配好感の【6337】テセック、同じく決算から【2892】日本食品化工。【3417】大木ヘルスケアホールディングス。バンダイナムコと提携と報じられた【3652】DMPなどが一時ストップ高を付けた。
一方で前日決算やや期待ハズレ、増配発表もスマホ版「どうぶつの森」【7974】任天堂が大幅続落となったほか、第4四半期にIC組立悪化を見込み17年3月期営業利益予想を下方修正と報じられたゲーム関連【3928】マイネットがストップ安に。その他、直近値を飛ばした新興市場の銘柄の下落が目立っている。
本日は米FOMC控えるほか、10日には日米首脳会談控えており、引き続き積極的に買いにいく場面ではないかと思う。為替批判からの円高警戒もある以上はもうしばらく様子見。短期売買に徹するのが無難。
また急落きた場合には3月の権利取りに向けて徐々に高配当銘柄など仕込んでいきたいところ。