前場の日経平均は70円安と続落。朝方は前日の米市場の上昇、円高の一服などを背景に買いが先行し、節目の1万9000円台を回復。ただ、買い一巡後は予想通り上値は重く上げ幅を徐々に縮小するとマイナス転換。今晩控える雇用統計のほか、週末要因なども重しとなっている。
個別では、バイオ関連。開発中の痙性麻痺治療貼付剤MRX－4TZT（チザニジンテープ剤）について、米国で行っていた第1相臨床試験の結果が得られたと発表から【4586】メドレックスや同じくバイオ関連、緑内障治療剤の海外におけるオプションライセンス契約締結を発表した【4576】DWTIなどがストップ高。また、主力からはスマホ版「ファイアーエムブレム」配信から【7974】任天堂、野村證券が目標株価引き上げの【6758ソニーなどが大幅高に。
その他、これといった材料は確認できないが中小型株の一角【4463】日華化学。仕手性強く、時々仕手化する常連株の【6336】石井表記。第1四半期決算好感の【6094】フリークアウト。先日、子会社が子会社がSnapchatの広告パートナーに認定された【6081】アライドアーキテクツ。前クックパッド社長の穐田誉輝氏の手腕が期待される【6084】オウチーノなどの上昇が目立っている。
直近、全体相場の警戒を促してきたがやはり目先は更なる下値模索の展開を警戒。一旦のポジション整理、トレードは短期売買に絞りつつ、中長期期待の銘柄などは次なる買い場待ちに徹するのが個人的には無難かと思う。
