本日の日経平均株価は220円安と反落。朝方は連日高値更新の米ダウの上昇などを背景に買い先行で始まるものの、その後は新規の手掛かり材料難、イエレンFRB議長の米上院での議会証言なども控えてることもあり徐々に上げ幅を縮小。後場にはフリン米大統領補佐官(国家安全保障担当)の辞任を受けて円高・ドル安の流れから後場一段安となった。
個別では、決算好感からゲーム関連の【3928】マイネット、通期上方修正の【3932】アカツキがストップ高となったほか、子会社が【4842】USENへTOBを発表した【9418】U-NEXTなどがストップ高のほか、【4842】USENはTOB価格の461円へサヤ寄せする動きから大幅高となった。
その他、1対4の株式分割を好感の【6541】グレイステクノロジーや上方修正・自社株買い好感の【6479】ミネベアミツミ。決算のほか、新たな事業開始を材料視された【3390】INESTなども急伸した。
日経平均はフリン米大統領補佐官の辞任、東芝の決算延期などから投資家心理の悪化からほぼ安値引け。明日にやや不安が残る引け方だったと思う。
明日は今晩控えるイエレンFRB議長の米上院での議会証言などからの為替動向次第だとは思うが、目先の買い材料もこれといってないだけに買いは慎重にといったところか。物色意欲は引き続き決算銘柄など中心に悪くはないので個別物色中心がいいと思う。