前場の日経平均株価は37円高と3日続伸。朝方は円安一服からの売りが先行も売り一巡後はプラス転換。注目の集まった雇用統計は市場予想の19万人増を上回ったことで、14~15日開催のFOMCでは利上げを実施するとの見方がほぼ確実視され、利上げ観測が追い風になっている。
個別では、決算好感の【7983】ミロクがストップ高となったほか、四半期業績の好調背景に【3658】イーブックイニシアティブジャパンがストップ高。また、株式分割を引き続き材料視の【4918】アイビー化粧品、【1401】エムビーエス、先週末に同じく分割を発表した【6537】WASHハウスなどが大幅高となっている。
その他、一部で仕掛けの噂あった【6772】東京コスモス電機のほか、年初来高値更新から青天井モードの【2160】ジーエヌアイグループ、先週信用規制解除されたゲーム関連の【3758】アエリアなどの上昇も目立つ。
日経平均は先週節目の1万9500円を回復し、1万9600円まで乗せてきているが引き続きボックス圏の動きとなっており、目先はこのボックスを抜けてくるかに注目。抜けてくるとしたらやはりFOMC後?今のところは引き続き材料株、中小型株中心の値幅取りなど中心にした立ち回りが良いかと思う。