前場の日経平均株価は66円安と反落。前日の米市場がまちまちな動きのなか、手掛かり材料難、週末要因、3連休前ということもあり売りが先行。売り一巡後は押し目買いに下げ渋る動きに。主力などは3月期末の配当権利取りも控え底堅いが、一方で新興市場は先日下値のサポートライン割れの【4565】そーせいの一段安などを受けて急落する銘柄が多い。
個別では、富士通がTOBで完全子会社化を目指すとした【9867】ソレキアがTOB価格3500円にサヤ寄せする動きからストップ高となったほか、日本とサウジアラビアの経済協力に絡み、海水淡水化プラント建設に関わると報じられた【6303】ササクラが一時ストップ高の急伸となった。また、上方修正・配当増額の【6357】三精テクノロジーズや【7305】新家工業などが大幅高に。
その他、分割好感で直近ゲーム株で人気の【3793】ドリコム。公的資金で支援との報道を材料視の【6502】東芝なども買われている。
後場は日銀のETF買いへの思惑もあり日経平均自体は大きく下げることはないと思うが引き続き週末要因・3連休前であることは意識しておきたい。一方で前場大きく崩れた新興市場は【4565】そーせいの動向を注視。ここから更に下げてくるようだと個人の追証発生。週明け追証祭りに発展する可能性もあり警戒しておきたい。
