前場の日経平均株価は291円と3日ぶり大幅反落。ダウが7日続落したほか、医療保険制度改革(オバマケア)の見直しを事実上撤回する意向を示したことを受けて、米政権の政策実行能力に対する不安感が台頭し、円高・ドル安の流れが重しとなっている。
個別では、MBO材料視の【7968】TASAKIが先週末に続きストップ高となったほか、中国の会社と介護事業で合併会社設立の【2425】ケアサービスが5日連続のストップ高に。また、台湾MetaTech社と細胞シート再生医療事業で提携の【7776】セルシードが一時ストップ高の大幅高となった。
その他、17年3月期において上代金額(製品の定価ベースで計算した売上)で200億円超の注文を販売会社より受注したと発表した【4918】 アイビー化粧品や先週一時材料視された「IT―はなびらたけプロジェクト」の研究成果を報告した【3747】インタートレードなどが大幅高となっている。
後場は日銀によるETF買い思惑がいつも通り浮上すると思うが目先の買い材料が見つからず。日経平均は節目の1万9000円割れとなっており、更に明後日は権利落ちと下値模索の展開を警戒。物色は上昇トレンド中の個別材料株、もしくは直近IPO銘柄での値幅取りしかやる事はなさそうだ。