本日の日経平均株価は73円高と後場は先物主導で一段高。一時節目の1万9000円台を回復する場面もあったものの、大引けにかけやや失速。なんとか大引けで1万9000円台を維持となれば少し前向きにも見れた気もするが明日以降も引き続き下値模索の展開は警戒はしておきたいところだ。
個別では、直近IPO銘柄の一角の【4597】ソレイジア・ファーマが後場一段高のストップ高と投機資金が流入。IPOの中ではやや出遅れ気味のほか、株価3桁ということも手掛けやすさから人気を集める要因の一つになったと思われる。他にも親会社のRIZAPと物流管理業務に関するコンサルティング及びECの支援業務に係る覚書、及びグループ会社のECの支援業務に係る覚書を締結すると発表した【】夢展望が先週末に続きストップ高となった。
その他、【7974】任天堂が後場一段高となったほか、H.I.S.との業務提携発表を受けて【6191】エボラブルアジア、東証1部に市場変更から人気化の【7725】インターアクションなどの上昇が目立っていた。
物色の傾向としてはやはり直近IPO、材料株、値動きの軽い中小型株などが中心に。ただ、直近IPO銘柄に関しては後場にストップ高まで買われた【4597】ソレイジアを除いた銘柄が軒並み失速。そろそろ直近IPO銘柄からの一旦の資金抜け警戒。
明日は今晩の米3月ISM製造業景況指数の発表控えており、これによって米市場がどう動くか。反発となれば素直に明日も買い先行スタートが濃厚。ただし。これといった動くとならなかった場合は引き続き方向感に欠く展開が続くかと思う。今週は雇用統計もあることからもうしばらくはやり難い相場が続きそうだ。
