前場の日経平均株価は122円高と続伸。先週末の米株安も円高の一服など好感。地政学的リスクなどの不透明感は引き続き強いが、過度の警戒感が後退したと思われる。
個別では、決算好感の動きから【7427】エスクローAJや米製薬大手ヤンセンファーマ社との創薬共同開発契約から【4587】ペプチドリームがストップ高に。また、ヤマト運輸がAmazonの当日配送サービスからの撤退報道から引き続きアマゾン関連として【9057】遠州トラック、【9325】ファイズへの資金流入が継続し、大幅高となっている。
その他、こちらも引き続き防衛関連の一角であり、特に資金入りやすいと以前から指摘していた【6208】石川製作所、【4274】細谷火工の上昇も目立っているほか、先週注目にあげた信用規制解除思惑のゲーム関連の【3758】アエリアなども信用規制解除ラインギリギリまで接近し、大幅上昇となった。
日経平均は過度の警戒感後退もこれでトレンドが再び変わったと判断にするにはまだ早いと思う。北朝鮮問題、シリア問題もこれといって解決してないだけに再びどこかで売り仕掛けの動きも想定。
物色は材料株、中小型株など短期目線で中心は変わらず。直近の安値で拾えて戻りを試している銘柄などは欲張らず一旦利確しておくのも悪くないと思う。