本日の日経平均株価は87円高と続伸。前場は前日の米株高を背景に買い先行後したものの、引き続き米トランプ政権の先行き不透明感に上げ幅を縮小。後場は買い先行で始まるも新規の手掛かり材料難にこう着感の強い相場展開に。なお、東証1部の売買代金は4月18日以来、約1カ月ぶりに2兆円を割れとなった。
個別では、新技術の論文が国際電子技術者学会に承認された【2351】ASJが4営業日連続のストップ高となったほか、出資先がフレキシブル基板の試作を低コストでできるサービス開始を発表した【4999】セメダインがストップ高。
また、後場からは慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科と、次世代交通システム構想であるハイパーループの研究で共同研究契約締結を発表の【3647】ジー・スリーが一時急伸したほか、株式分割好感の【4595】ミズホメディーや直近の決算を改めて材料視か直近IPOの【6545】インターネットインフィニティーなどが後場一段高となった。
明日も引き続き外部環境の不透明感から方向感に欠ける展開を想定。主力よりは新興市場の人気の材料株、中小型株に資金が集まる可能性が高いと思う。