本日の日経平均株価は104円高と反発の大台2万円台を回復。コミー前FBI長官の議会証言は無事通過したほか、同日投開票の英総選挙の影響も一旦は何もなく上昇。ただ、後場は英保守党の過半数割れから「ハングパーラメント（宙づり議会）」が確定的になるとEU離脱交渉の停滞懸念からリスク回避の売りが強まり上げ幅を縮小。
個別では、次世代テレビ事業の進捗が好調、米グーグルのパートナー10社のうちの1社として紹介したことなどを引き続き材料視された【6731】ピクセラや【9684】スクエニの「ドラゴンクエストライバルズ」の開発担当しているとの思惑がある【4728】トーセなどが連日のストップ高。
また、仮想通貨関連としての人気が継続している【3825】リミックスポイントは今度は子会社のビットポイントジャパンと【6191】エボラブルアジアの提携を材料にストップ高となったほか、前日決算発表・上方修正などから【9632】スバル興業、【3565】アセンテック、【3248】アールエイジ、【3246】コーセーアールイーなどが大きく値を飛ばした。
また、今日は日経新聞の自動運転に関するニュースから自動運転関連銘柄の【4667】アイサンテクノロジー、【3663】アートスパーク、【2432】ディー・エヌ・エー、【8462】フューチャーベンチャーキャピタルなどが大きく上昇。
他にゲーム関連も引き続きバブル継続で【3672】オルトプラス、【3810】サイバーステップ、【3664】モブキャスト、【3793】ドリコム、【3656】Klabなど上昇が目立った。13
来週は13日～14日に米FOMC、15日～16日は日銀会合と日米のイベントを控えており、イベント通過までは引き続き2万円台を挟んでのもみ合いを想定。
物色は引き続き中小型の材料株や一部のテーマ株。ゲーム、AI、セキュリティ、自動運転などへの物色が続くと思うが、一部の銘柄ではやや過熱感を指摘する声もあり、特に直近連騰続きの銘柄に関してはやや警戒しておいたほうがいいかとも思う。
