前場の日経平均株価はギリシャ債務問題やウクライナ情勢への懸念などから日経平均は利益確定売りが先行。寄り付き直後に一時100円超の下げ幅を広げたがその後は下げ渋りの動きとなっている。物色は個別まちまち。東証1部の出来高は10億1342万株、売買代金は9862億円。騰落銘柄数は値上がり1001銘柄、値下がり675銘柄、変わらず186銘柄。業種別では、その他製品、陸運、証券、水産農林、その他金融、建設、鉄鋼などがしっかり。一方で、鉱業、食料品、化学、繊維、医薬品などが冴えない。
個別では、前日の決算発表を手掛かりに【9973】小僧寿し、【6078】バリューHRなどが急伸してるほか、決算発表の内容嫌気から大きく売られていた【7832】バンダイナムコが5日ぶりの反発となっている。一方、【2461】ファンコミュニケーションズは1月度月次売上を嫌気され急落、【4664】アール・エス・シーは連日のストップ安に。
日経平均は5日線が支持線として意識され、小幅ながらも陽線を形成する底堅さをみせている。NY市場が休場のため商いは膨らみづらい需給状況ではあるが、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとのムードもあってか、下を売る向きはなさそうだ。一方で、18日から中国が春節に入ることから、インバウンド消費への期待感などが物色意欲を高めているとの話しも。