2015年3月の訪日外客数は、前年同月比 45.3%増の 152万6千人で、初めて単月で150万人を突破した。また、これまで年間を通じ単月過去最高であった 2015年 2月の138万7千人を13万9 千人上回り、2 カ月連続で単月過去最高を更新。
東アジア・東南アジアでのビザの緩和、春の桜シーズンに向けた訪日プロモーションや、消費税免税制度の拡充を機に実施してきたショッピングツーリズムのプロモーション、円安の継続による訪日ショッピング人気等に加え、主に欧州においてはイースター休暇時期の変動の影響から、3 月の訪日が促進された。
市場別では、香港、ベトナム、米国、カナダ、英国、ドイツが単月として過去最高を記録したほか、ロシアを除く 19 市場が 3 月としての過去最高を記録した。また、これら 19 市場においては、前年同月比 110.9％増の伸びを示したフィリピンを筆頭に、いずれも 2 ケタの伸びを示し、前年同月比においても大きく訪日が促進される結果となった。
4月は桜の観賞を目的とした訪日旅行需要の拡大が見込まれる上、円安傾向の継続や、イースター(2015 年 4 月 3 日～6 日)、清明節(2015 年 4 月 4 日～6 日)、ソンクラーン(2015 年 4 月 13 日～15 日)等の休暇により、好調に推移することが期待される。
