前場の日経平均株価は205円安と大幅反落。朝方はECBのドラギ総裁の緩和政策をめぐる発言を受けて、欧米株が上昇。この流れを引き継ぎ、買いが優勢となってが、一巡後は今晩に発表される8月の米雇用統計を前に、リスクを回避する動きが徐々に強まり上げ幅を縮小。先物への売り仕掛け的な動きもありそのはマイナス圏に沈む動きとなった。業種別での上昇は、電気・ガス業、海運業の2業種のみ。一方、空運業、電気機器が2%超の下落となっているほか、ガラス土石製品、化学、サービス業など値下がり上位に。
個別では、直近IPO銘柄【1433】ベステラがストップ高。前日自社株買いを発表の【7844】マーベラスや上方修正の【4334】ユークスが買われているほか、【9421】ネプロジャパン、【4080】田中化学研究所などが値を飛ばしている。一方、バークレイズでは投資判断を「オーバーウェイト」から「アンダーウェイト」に一気に2段階格下げした【9984】ソフトバンクグループ、自動車向け排ガス浄化装置の販売を巡り、米司法省からカルテルの疑いで調査を受け、約78億円の罰金を支払う司法取引に応じたことがわかったと伝わってる【5333】日本碍子が売られているほか、【9978】文教堂グループホールディングスがストップ安となっている。
後場は手じまい売りからの仕掛け売り警戒。既に本日安値を模索の旅となっているが引けにかけての一段安には注意。