本日の日経平均457円高と大幅反発。後場からは期末のドレッシングと見られる資金流入もあり寄りから買い先行、先物への断続的な買いが入り一時上げ幅は一時500円超に拡大した。ただ、大引けにかけては週末など控える米雇用統計なども意識されてかやや伸び悩む展開になった。
個別では、前場引け後に注目に挙げた【2138】クルーズが後場上げ幅を広げたほか、後場に15年8月期業績の上方修正を発表した【6264】マルマエが一時ストップ高の急伸。また、【2743】ピクセルカンパニーズ、【3261】グランディーズ、【6840】AKIBAホールディングスなどが後場一段となった。
本日大幅高となった日経平均。トレンド転換というよりはあくまで自律反発の範囲内と見ておくのが無難か。明日は取引開始前に日銀短観、週末には米雇用統計を控え、外部環境は依然不透明。買い材料が乏しい状況だけに再度前日安値、17,000円割れを試しにいく展開も最悪想定しておきたいところだ。ここ数日大幅安な日でも中小型株、材料株などへの物色意欲は旺盛。もし明日大きく下げるような場合は短期筋の値幅取り狙いの資金が向かいやすいと考えられる。