本日の日経平均株価は203円安と大幅反落。前場に続き後場も軟調に推移、後場寄りこそ買いが入ったものの続かず。前場中に発表された9月中国貿易統計では輸入が予想以上に悪化したことや、原油相場の急落を嫌気、外部環境への警戒感もくすぶり一段安となった。
個別では、【3266】ファンドクリエーショングループ、【8005】スクロールが共に決算への思惑、期待から一段。調整一巡、押し目買いから【9726】KNT-CTホールディングスが買われたほか、第1四半期大幅増益決算、上半期予想大幅上方修正の【2462】ジェイコムが大幅高となった。その他、産省のスタディグループ参加で国策関連として人気化した【3917】アイリッジ、土地売却の思惑のある【6620】宮越ホールディングスなどがストップ高となった。一方、直近年初来高値を更新し、勢いに乗っていた【1433】ベステラが利益確定売りに押され大幅続落。先日の決算を嫌気されている【9983】ファーストリテイリングも引き続き売りに押さる展開となった。
今週は米国の企業決算と経済指標、中国で経済指標と海外で材料が多く、日本株は外部要因に振らされる可能性があり結果を見極める必要がありそうだ。しばらくは個別株、材料株や決算期待の高い銘柄を中心した短期売買メインが無難かと思う。本日売りに押された主力大型株などは一旦見送り、じっくりと押し目を拾うタイミング伺っていきたい。