前場の日経平均株価は11円高と3日続伸。米株安のほか、前日の大幅上昇の反動から利益確定売りが先行し、前日比110円安からのスタートも一巡後はプラス転換した。ただ、本日控えるECB理事会、来週控える日米イベントを前に積極的に上値を追う動きはみられず日経平均は前日終値付近でのもみ合いとなっている。業種別では、食料品、鉄鋼、空運業、倉庫運輸関連が値上がり率上位に。一方、医薬品、建設業、その他金融業、証券商品先物などが値下がり率上位に。
個別では、過去最高の中間決算を好感された【6954】日本電産が一時急伸。15年9月中間期の一転増益見込みを好感の【3682】エンカレッジが急反発。また、自動運転関連として前日上昇の【3724】ベリサーブが大幅続伸したほか、【3912】モバイルファクトリー、【6391】加地テック、【3910】エムケイシステムなどの上昇も目立つ。
前日に直近上値の抵抗線となったいた1万8400円台を抜けたことからここが新たな下値サポートラインに。後場も今晩控えるECB理事会、来週控える日米イベント前で積極的に上値を追う展開は想定し難いが底値も堅いと思われる。主力は一旦手掛け難いことから後場は個別物色中心、値幅取りをメインとした取引が活発化する可能性が高そうだ。