前場の日経平均株価は49円安と反落。欧米株高を好感した動きから買い先行スタートも一巡後マイナス転換、一時は3桁のマイナスもその後は年末先高期待を背景にした押し目買いから下げ幅を縮小する流れに。業種別では、海運業、鉱業、非鉄金属、鉄鋼などが値上がり率上位に。一方、空運業、電気・ガス業、その他製品、パルプ・紙などが値下がり率上位となっている。
個別では、ZMP上場への思惑が継続している【8462】フューチャーベンチャーキャピタルが年初来高値を更新したほか、上場廃止への警戒感からか前日大きく下げた【9898】サハダイヤモンドが大幅反発。肝性脳症治療薬、IBSに適応拡大へなどと伝わっている【4514】あすか製薬、ソーシャルメディア管理の米スプリンクラーと業務提携を発表した【3905】データセクションなども大幅上昇と人気を集めている。
2万を前に上値は重いものの下値も底堅い状況。後はきっかけ次第で昨夜先物で突破した2万円台もほぼ確実に抜けてくると思われ、前場のような急落局面ではしっかり押し目を拾うスタンス継続、強気目線で何も問題ないと思う。